
No.03
「学習と教材 -個人の内的機能と社会的インターアクション」 - 柳沢好昭
「学習と教材 -個人の内的機能と社会的インターアクション」 - 柳沢好昭
現在,教材,教室とは何かについて,教材作成など具体物をとおしてとらえ直すことを試みている。今回は,作成途中段階での提示は誤解を生じかねない危倶により,歓みの起因や契機,及び基本的な考え方につい,さわりを述べるにとどめる。
1)地域での学習
多くの外国人が地域社会の勉強の場で日本語を学習している。次に述べるのは,その中の一つの,しかし代表的な学習現場の状況である。